このコンテンツでは、不二家ファミリー文化研究所が独自に行った、さまざまなアンケート調査の結果を、毎月皆さんにお届けしています。
今回不二家ファミリー文化研究所が行ったのは、中学生までのお子様がいる全国の20代〜40代の既婚女性200名を対象とした「家族(子ども)」に関するアンケート。
第19回は、「子どもとの会話@」についてお届けします。

96%の方が「話す」と回答
普段子どもとどれくらい話しているか聞いてみたところ、一番多かったのは「よく話す」56%、続いて「まあまあ話す」40%となりました。
子どもとの会話が「ある」と答えた方を合わせると、なんと96%に!
多くのご家庭で、親子の会話が交わされていることがわかります。

一番よく話す内容は「子どもの学校や習い事、友達のこと」
普段子どもと話している内容に当てはまるものを、選択肢からすべて選んでいただきました。一番多かった回答は「子どもの学校や習い事、友達のこと」92%。
次に、「娯楽(テレビ、映画、ゲームなど)」74%、「世間話」59%と続きました。子どもにとって身近な話題の方が、会話が盛り上がりやすいのかもしれません。
特によく話す内容について具体的に教えていただきましたので、ご紹介します。
学校での様子や思ったことを話してくれる
学校での出来事や友達の話をよくしてくれる、という意見をたくさんいただきました。
身近で起こったことや人間関係について家族に話したくなってしまうのは、大人も子どもも一緒のようです。
【子どもの学校や習い事、友達のこと】※( )内 長子の学齢/回答者の年齢
・空手での様子を具体的にやりながら楽しそうに話しています。(小学1年生/41歳)
・学校が学級崩壊気味なので、その日あった出来事や授業の進み具合の会話が多い。(小学5年生/34歳)
・学校での出来事、友達、先生との会話、勉強の分からないところなど。(中学1年生/37歳)
・友達のことと水泳での出来事を話すことが多いです。(小学5年生/39歳)
・子供の学校での交友関係。最近ではバレンタインの話で盛り上がった。義理チョコ・本命チョコといただき、そのお返しをどうしたら良いかを相談にのった。(中学1年生/42歳)
・学校で起こった話。ほぼ毎日、あったことを教えてくれる。(中学2年生/42歳)
・学校での出来事。友達にこうされて嫌だったとか、誰と誰がケンカしていたとか、誰と遊んで楽しかったとか。(小学4年生/36歳)
・学校での出来事。授業で何かを作った話だったり、校長先生が来て給食を一緒に食べた話だったり。(小学2年生/28歳)
・子供のお友達との愚痴をよく聞きます。学校では我慢しているらしく、家に帰ってから 「○○ちゃんが」「××くんが」とたくさん話します。(小学1年生/39歳)
・学校であった出来事。係の仕事で起きたことや、友達の発言で面白かったことなど。(小学5年生/40歳)
・学校のこと、面白かった友達のこと。(小学5年生/35歳)
・学校では何をして遊んでいるのか、今はどういうところを習っているのかなど。(小学4年生/35歳)
・女子は友達のことが多いし、男子は自分の好きなキャラクターなど。(小学5年生/39歳)
・学校の友達のこと。休憩時間に誰と何をしているのか……など。(小学1年生/37歳)
・学校での出来事。今日習ってきた内容や、習い事先で言われてきたことなど。好きなテレビ番組のこともよく教えてくれます。(小学3年生/37歳)
今、とても興味があること
テレビやアイドル、アニメ、ゲームなどの娯楽などもよく話されている話題のようです。
「自分が好きなものは、家族と分かち合いたい!」という子どもたちの気持ち、大人でも共感できますよね?
【娯楽(テレビ、映画、ゲームなど)】※( )内 長子の学齢/回答者の年齢
・キャラクターの話から自分のオリジナルが入って止まらない。(小学3年生/44歳)
・ゲーム、テレビの話ばかり。(中学1年生/36歳)
・ゲームの話をする時が一番よく喋ります。学校でのことなどをできるだけ毎日聞くようにしていますが、話をまとめる能力はなかなかつきません。(小学3年生/29歳)
・その日学校であった出来事を話してくれる。子どもがお気に入りのアニメの話をする。(小学3年生/45歳)
・アニメ関係の話を子どもがよくしてくる。(小学3年生/36歳)
・ほとんどが息子の興味のあるゲームや漫画などの話でしょうか。(小学6年生/46歳)
・どんな歌が好きとか、聞いた方がいいよとか、自分の趣味を聞いて欲しいようだ。(中学1年生/43歳)
・人気キャラクターやアイドルの話をよくします。お笑い芸人さんのことも。(小学2年生/45歳)
・子どもの趣味の話。男性アイドルグループやアニメ。(中学3年生/48歳)
・今流行っているお笑いネタ。(小学3年生/29歳)
【その他】
・本、ニュース、新聞を見て感想を言い合う。(小学4年生/40歳)
・子ども自身が関心を持ったことについていろいろと話してくれるので、その時によって内容は変わる。(中学3年生/45歳)
・ニュースを見ていて自分の考えなど話す。(中学2年生/33歳)
・子どもの学業や進路について、やりたい仕事をするためにはどういった学校に進み、資格など。(中学3年生/45歳)
・今日あったことで一番面白かったことを毎日話してくれる。(小学4年生/36歳)
・兄弟間のお互いの気持ち。喧嘩した時にお兄ちゃんはこう思ったかもしれないけど、弟はこうだったんじゃない?とか。(小学6年生/31歳)
・最近は小学2年の長男から朝のニュースの話題について質問を受ける。(小学2年生/39歳)
・ニュースや芸能等を見ながら。(中学2年生/42歳)
・今度犬を飼うことになったので、犬のことについて。(小学2年生/33歳)
・世間話。毎日こんなことがあったとか、楽しかったことは何かなど。(小学4年生/40歳)
・学校であったこと、好きな人の話、テレビドラマの話や有名人の話。(小学4年生/33歳)
今回は子どもとの会話について調査しました。
非常に多くの家庭で、たくさん会話が交わされていることがわかりました。「子どもも親もスマホやパソコン、ゲームなどに夢中になってしまい、家庭内の会話が不足している」というようなことも言われていますが、今回の調査では全く逆の結果となりました。
学校や習い事での出来事、友達、好きなアニメやアイドル、ゲーム……。話題の中心は、子どもが日常的に関わっていることばかり。
きっと子どもは自分の世界について、大好きな家族に知って欲しいのでしょうね。
次回も引き続き、「子どもとの会話A」についてお届けします。お楽しみに。