このコンテンツでは、不二家ファミリー文化研究所が独自に行った、さまざまなアンケート調査の結果を、毎月皆さんにお届けしています。
今回不二家ファミリー文化研究所が行ったのは、中学生までのお子様がいる全国の20代〜40代の既婚女性210名を対象とした「家族と日々の暮らし」に関するアンケート。日々の暮らしから見える「家族への想い」や「家族の絆」、ちょっとした「生活文化」などを調査結果とともにご紹介していきます。
第4回は、「お祭り」についてです。

はじめに、みなさんに「子どもと一緒にお祭りへ行ったことはありますか?」と聞いてみました。
すると、8割以上の方が行ったことが「ある」と回答しました。行ったことが「ない」という方は13%という結果になり、お子さんと一緒にお祭りに行ったことがある方が非常に多いことが分かりました。

次に「あなたの地域のお祭りではどんなことが行われていますか?」と自由回答で聞いてみました。
すると、一番多かったのは「屋台・出店・縁日」。続いて「盆踊り」、「花火」という結果になりました。

また、回答の中には具体的なお祭りの名前も挙がっていました。
全国的にも有名な宮城県の「七夕まつり」や秋田県の「竿燈まつり」のほか、地域ごとにさまざまなお祭りが開催されているようです。

続いて、「子どもの好きな屋台」について聞いてみたところ、「かき氷」が47ポイントと一番多く、「わたあめ」29ポイント、「くじ引き」23ポイントとなりました。
また、「くじ引き」のことを「当てもん(京都)」、「サメつり(兵庫):サメの人形の中にくじが入っている」や、「ベビーカステラ」のことを「鶏卵焼き(山口)」、「カステラ(大阪)」など、同じ屋台でも地域によってその呼び方が異なることがわかりました。(分類に使用した名称は回答の多かった名称になります。)

最後はみなさんにお祭りの思い出を聞いてみました。お子さんと一緒に行った最近のお祭りや、子どもの頃に行ったお祭りのことを回答いただいたのでご紹介します。
人がたくさん集まることで起こる「子どもが迷子」、「人が多くて疲れる」、「落し物」などお祭りならでは(?)のエピソードが多く見受けられました。
一方で、「友達と浴衣を着た」、「お祭りで楽しそうにする子どもを見るのが嬉しい」など、母親目線でのエピソードや子どもの頃の楽しかった思い出などさまざまなエピソードが挙がりました。
※( )内 回答者のお住まい/年齢
【大変だった、驚いた、困ったエピソード】
・下の子どもが入院中に、上の子だけを連れて出かけた。大きい子だけを連れてのお祭りは楽だし、上の子は喜んでいたけど、背徳感。(41歳)
・子どもが迷子になって大変だった。(43歳)
・花火大会で服に穴が、空いた。(40歳)
・子どもがiPhoneを落として深夜まで探したり警察行ったり。(42歳)
・花火大会で光るおもちゃの屋台があり、そこですごくねだられてたくさんお金を使った記憶があります(子ども3人分なので)。(32歳)
・夏祭り会場で家の鍵を落としてしまった。(38歳)
・花火を見ていたらどしゃ降りの雨が降ってきた。(39歳)
・夏祭りを周った翌日に破水し、1番上の子が生まれました。初めての出産だったので印象に残っています。(26歳)
・子どもが喜ぶと思ったが、人が多くぐずって大変だった。(41歳)
・友達が屋台の食べ物にあたって大変だった。(48歳)
・りんご飴を買ったが、転んで落として食べられなくなった。(33歳)
・遠出して花火大会へ行き、人混みにうんざりしたこと。(39歳)
・小学校の頃、おもちゃのアクセサリーを見ていたら、お店の人に「買わないなら触らないで!」と言われて、ショックだった。(39歳)
・お父さんが自転車で連れてってくれて、行ってすぐ、くじで1等が当たったが、景品が大きい人形で恥ずかしいし邪魔だからってすぐ帰ったこと。(26歳)
・10代の頃、頑張って浴衣を着て行ったけど下駄の鼻緒が痛くてお祭りどころじゃなかったこと。(28歳)
【楽しかった、面白かった、ほっこりエピソード】
・娘が1,000円のお小遣いを、電球ソーダ、唐揚げ、たい焼きと上手に使って来たことに感動した。(43歳)
・子どもが目をキラキラさせながら、露店を歩き回る様子が可愛かった。(29歳)
・竿燈まつりは実際に見ると迫力があってすごかった。(40歳)
・息子が生まれてからは、あれもこれもと屋台を楽しんで疲れたのか花火が始まる前に寝てしまい、花火が始まっても全然起きず笑ってしまった。(29歳)
・淀川の花火大会に行った時、どしゃぶりの雨が急に降りだして花火が中止になるかと思ったが、小雨になったタイミングで花火がドーンと上がりびしょ濡れの中で見た花火がきれいで思い出に残っている。(33歳)
・神輿に迫力があって、見ていて元気になった。(36歳)
・市民参加のパレードに参加して見ず知らずの人と肩を組み踊った。(37歳)
・保育園の夏祭りが毎年子どもたちの成長を見られて楽しい。(28歳)
・子どもの頃、お祭りでいつもりんご飴を買ってもらった。(40歳)
・盆踊りのやぐらの上で友達と踊ったこと。(47歳)
・姉と一緒に地元の花火大会に河原まで、見に行ったこと。(40歳)
・友達と色違いの浴衣を着てお祭りに行った。子どもと朝から山車をひいて歩いた。(41歳)
・子ども会で、近所の親がみんなで屋台をやってくれた。小さいけれど、楽しかった。(42歳)
・あれこれ買ってもらったことはないが、いつも一つだけ何かを買ってそれを帰ってから食べるのが楽しみだった。(39歳)
・かき氷を食べて、舌を真っ赤にして笑い合って食べたこと。(34歳)
・友達と親公認で夜遅くまで遊べて少し大人になった気分でした。(37歳)
・山車を引いて沢山お菓子をもらった。(33歳)
・デートしているところを見られると何となく恥ずかしかった。(35歳)
・金魚すくいですくった金魚を飼っていた。(36歳)
・小学校高学年から中学生の頃は、友人だけで約束して、夜のお祭りに出かけたこと。(38歳)
・お小遣いをもらって帰りのバス賃しか残らないまで遊んだ。(33歳)
・高校生の時、浴衣を着て友人とお祭りを楽しんだことです。(29歳)
・学校の友達や、好きな先輩に会えるのが嬉しかった。(28歳)
・わたあめをおねだりして、初めて買ってもらえた時は嬉しかった。(28歳)
・盆踊りを浴衣を着てひたすら踊って、疲れたけど変な満足感があったこと。最近では子どもが盆踊りに魅せられて、ひたすら踊っていたのが面白かった。(46歳)


今回は、夏に行われることの多い「お祭り」について調査をしてみました。
全国各地で開催されているさまざまなお祭り。
今回の調査では、お祭りを楽しんでいる方が非常に多く、お祭りに欠かせない屋台については、地域によって呼び名の異なるものがあることもわかりました。
またお祭りは、「娘が1,000円のお小遣いを、電球ソーダ、唐揚げ、たい焼きと上手に使って来たことに感動した。」や「友達と親公認で夜遅くまで遊べて少し大人になった気分でした。」など、子どもの成長が垣間見えたり、自分自身がちょっぴり大人になったと感じられる行事でもあるのかもしれませんね。
これから夏本番!みなさんの地域でもたくさんのお祭りが開催されるかと思います!迷子や落し物に気を付けて、夏の楽しい思い出作りをしてみてはいかがでしょうか?
次回は、「ペット」についてお届けします。お楽しみに。