このコンテンツでは、不二家ファミリー文化研究所が独自に行った、さまざまなアンケート調査の結果を、毎月皆さんにお届けしています。
今回不二家ファミリー文化研究所が行ったのは、中学生までのお子様がいる全国の20代〜40代の既婚女性210名を対象とした「家族と日々の暮らし2」に関するアンケート。日々の暮らしから見える「家族への想い」や「家族の絆」、ちょっとした「生活文化」などを調査結果とともに紹介していきます。
第12回は、「ケーキ」についてです。

最初にみなさんに、「ケーキは好きですか?」と質問してみたところ、98%の方が「はい」と回答しました。
また、ご家族についても併せて聞いてみたところ、ケーキが好きな方の割合は、お父さんが94%、お子さんは62%という結果になりました。

次に前問で「ケーキが好き」と回答した方に、ご自身(お母さん)とご家族が好きなケーキをすべて選択してもらったところ、お母さん、お父さん、お子さん共に、「ショートケーキ」が1位となりました。
お母さんで2位だったチーズケーキがお父さんとお子さんでは3位となっているなど、少しの違いはありますが、人気上位はほぼ同じ種類のケーキが挙がりました。

次にケーキが好きな方に、よくケーキを買う店を最大3つまで選択してもらったところ、最も多かった回答は「ケーキ専門店(個人店)」(134票)で、僅差で「ケーキ専門店(チェーン店)」(125票)が続きました。

今度はケーキが好きな方に、家でケーキを食べるのはどんな時か聞いてみたところ、1番多かったのは「お祝いごとの時」(170票)で、以下、「甘いものが食べたい時」(103票)、「もらった時」(82票)と続きました。

前問に引き続き、家でケーキを食べている時の様子を聞いてみました。
ケーキを「お祝いごとの時」に食べるご家庭では、特別感が増すようで、みなさんハイテンションで大喜びしているようです。
「甘いものが食べたい時」に買うご家庭は、ケーキを囲んで和やかに団らんを楽しんでいるようでした。
どの回答からも、笑顔で楽しく食べている様子が伝わってきますね。
※()内 長子の学齢/回答者の年齢
【お祝いごとの時】
・誕生日などにはみんなで作ってお祝いします。飾り付けをする時に生クリームやチョコを味見したり、主役のケーキよりそんなことが楽しそうです。(小学4年生/48歳)
・イベント時は食後に特別なパーティをして食べるのでみんなニコニコです。(年長/41歳)
・ケーキを買うのは誕生日とクリスマス。「次はどこの店にしようか」とか、味と値段のバランスについて話す。(年長/42歳)
・誕生日、クリスマスなどにはケーキを作ります。主人と一緒に子どもたちが楽しそうに作っています。(小学5年生/39歳)
・誕生日などお祝いごとで食べることが多いので、箱を開けた時の娘の顔が好きです。(小学4年生/44歳)
・ケーキは誕生日かクリスマスくらいしか買わないので、1年で5回くらい。食べる時はみんな大喜びです。(小学5年生/42歳)
・何らかのご褒美として買うことが多いため、喜びながら食べていることが多い。(年中/42歳)
・誕生日やクリスマスの時くらいなので、「うわー!ケーキだー!」とテンション高く盛り上がって食べている。(小学1年生/39歳)
・誕生日ケーキは主役が好きな味を決めるので、楽しみにしているようだ。(小学2年生/41歳)
・お祝いの日にホールケーキを食べる時は、ロウソク吹き消して嬉しそう。(年中/35歳)
・子どもが食べないのであまり食べないが、お祝いごとなどで買った時「ホッ」としながら食べている。(2歳/26歳)
・ケーキを食べるのは、誕生日、クリスマスの時や頂き物をした時くらいです。贅沢な気分で食べています。(小学5年生/38歳)
・子どもの2歳の誕生日にケーキを作ってみんなで食べました。子どもは夢中で食べていました。(2歳/32歳)
・お祝いごとの時に食べるが、子どもはケーキを食べずに苺のみ食べている。(2歳/27歳)
・家族そろってケーキを食べる時は誕生日やクリスマスなので、お祝いムードの中で食べています。(小学1年生/39歳)
・クリスマスや誕生日などのイベントで買ってきて、夫婦2人でひっそりと食べる。(0歳/22歳)
・誕生日には家族のリクエストに応えて私の手作りケーキを、クリスマスはアソートタイプを購入。子どもたちはちまちまちょっとずつ食べるのが好きみたい。(小学4年生/39歳)
・お祝いごとではホールケーキを買ってきます。夫もケーキが大好きなので、感想を言い合いながら楽しく食べます。(0歳/28歳)
【甘いものが食べたい時】
・色々な種類のケーキを買ってきて、家でみんなで「どれにするー?」と話し合うことが多いです。(年長/26歳)
・お互いのケーキを味見しながら、団らんの時を過ごします。(中学3年生/42歳)
・ケーキは結構食べる方なので、「今日のケーキはおいしいね」とか、「前に食べた◯◯よりはおいしくないね」など言いながら食べる。(年長/29歳)
・出かけた先で購入し、帰ってから、みんなで好みの飲み物と一緒にワイワイと食べる。(小学5年生/44歳)
・種類違いのケーキを家族で分け合って、色んな味を楽しむようにしている。基本的に和やかに味の感想を言い合ったりしている。(0歳/28歳)
・2人目の子どもはケーキが好きで、食べたい時によく買って食べます。食べるとほっこりします。(中学1年生/42歳)
・出かけた帰りに買って、家でコーヒーを飲みながら、一息つく。(1歳/31歳)
・基本的にケーキは買わないが、買った時は私と子どもが食べ、夫は私たちが嬉しそうなのを見て喜んでいる。(2歳/30歳)
【もらった時】
・義実家に行くと用意しておいてくれるので、おいしいコーヒーと一緒にのんびり頂いています。(小学2年生/43歳)
・私の疲れた様子を察して、主人が私の好きなザッハトルテを買って帰ってきてくれる。子どもが寝てから、夫婦2人でテレビを見たり会話をしながら食べる。(0歳/29歳)
・もらった時やイベントの時などに食べる。子どもたちも喜んで食べている。(3歳/32歳)
・普段ケーキは買わないので、もらった時やお祝いごとの時。長男の好き嫌いが激しく、せっかくのケーキも食べない時があるのが残念。(年中/29歳)
【その他】
・子どもがケーキを取り分けてくれる。どれが良いかでジャンケン大会が始まる。(小学6年生/44歳)
・みんなで誰が何を食べるかワイワイ盛り上がり、1口食べて感想を言い合ったりしている。(小学2年生/39歳)
・ケ―キはめったに買わないので、食べている時はニコニコしながら「おいしい〜」と家族で言い合いながら、楽しく食べています。(小学4年生/49歳)
・スイーツは毎日食べるが、やはりケーキはテンションが上がる。みんな笑顔になる。(中学2年生/49歳)
・子どもが苺好きなので、苺の入ったロールケーキを一緒に食べたことがあります。ニコニコしながら頬張っていて、幸せを感じました。(3歳/29歳)
・お菓子作りが趣味なので、ケーキはよく作ります。子どもと夫がおいしそうに食べてくれるので、作り甲斐があります。(小学5年生/37歳)
・手作りのキャラクターケーキなので、みんなが喜ぶ。(小学1年生/29歳)
・「ごはんを食べた後にデザートがある!」と喜びながら食べます。(小学2年生/42歳)
・食後に団らんとして食べる。(2歳/24歳)
・のんびりテレビを見ながら、紅茶と一緒に楽しみます。(小学5年生/42歳)
・100円ケーキのお店が近所のスーパーに出張販売に来た時に、たまの贅沢で夕食のデザートにみんなで食べる。(0歳/34歳)
・ケーキが特別な立ち位置ではないので、普通のおやつタイムです。(小学2年生/32歳)
・誕生日以外でもおいしいロールケーキがある時は、プチ贅沢として買って家族で切り分けて食べます。(2歳/36歳)
・週末の3時に食べることがほとんどで、子どもがすごく喜ぶし、週末の特別感がある。(年少/38歳)
・ホールケーキを買う時は切り分けたりせずにみんなでつつく贅沢食べをしているので、特別感が出て、より幸せを感じる。(1歳/35歳)
・少し贅沢な気持ちになるようで、味わいながら食べている。(中学2年生/46歳)
・集中して一瞬で食べる。(0歳/28歳)
・無心で食べている。(年少/29歳)


今回は「ケーキ」について調査してみました。
スイーツの1つでありながら、ちょっと特別感のあるケーキ。特にお祝いごとの時にはかかせない存在ですね。
さて、本調査で大人からも子どもからも支持を受け、人気ナンバーワンに輝いたのは「ショートケーキ」でしたが、みなさんはお好きですか?
実は日本で流通している「ショートケーキ」は日本生まれ。不二家では大正時代に、創業者である藤井林右衛門が、やわらかいスポンジにクリームなどを組み合わせて「ショートケーキ」を独自に考案しました。※ 時代を経ても変わらず愛され続けている「ショートケーキ」。日本の誇るべき文化の1つと言えますね。
さて、全12回に渡りお届けしてきました「家族と日々の暮らし2」のアンケートですが、今回で最終回となります。本アンケートが皆様とご家族のコミュニケーションの一環となれましたら幸いです。次のレポートもお楽しみに。
※出典…(株)不二家ホームページ 「ショートケーキ」の名前の由来は何ですか?
https://www.fujiya-peko.co.jp/contact/faq/faq01/s019.html