このコンテンツでは、不二家ファミリー文化研究所が独自に行った、さまざまなアンケート調査の結果を、毎月皆さんにお届けしています。
今回不二家ファミリー文化研究所が行ったのは、30代〜50代の既婚女性200名※を対象とした「日本の各地域の人々の暮らし」に関するアンケート。みなさんが過ごした地域の特色や暮らしから見える日本に暮らす人々の「習慣」や「文化」などを調査結果とともに紹介していきます。
第3回は、「都道府県イメージ調査(北陸・中部編)」です。
※200名:地元(3歳〜18歳まで過ごした地域)47都道府県から4〜5人

新潟県のイメージは、85%と多くの方が思い浮かんだようです。
日本で一二を争う米どころだけあって、「米(コシヒカリ)」73%という回答が圧倒的に多く集まりました。以下、「雪」7%、「酒」5%、「佐渡」3%と続いています。

富山県のイメージが思い浮かんだ方は59%でした。
挙げられたイメージで最も多かったのは、「魚(魚がおいしい)」12%で、2位は1位に続いて海産物の「ホタルイカ」9%と、県を代表する伝統産業の「薬」9%でした。3位には日本一の球根出荷量を誇る「チューリップ」7%と、「黒部(ダム・渓谷)」7%が同率で並んでいます。

石川県のイメージが思い浮かんだ方は64%でした。
挙げられたイメージが、細かく分かれているのが印象的です。最も多かった回答は、県庁所在地の「金沢」21%で、以下、「能登半島」12%、「兼六園」10%と続いています。また、4位以下には、輪島塗や金箔などの伝統工芸品が複数挙げられています。

福井県のイメージを思い浮かんだ方は52%と少なめでした。
挙げられたイメージで最も多かったのは「カニ(越前ガニ)」26%で、2位には世界3大恐竜博物館の1つがあるということから「恐竜(博物館)」20%が挙げられました。以下、「東尋坊」11%、メガネフレームの国内生産9割以上を誇る「メガネ」7%と続いています。

山梨県は69%の方が、イメージが思い浮かんだと回答しました。
挙げられたイメージで1番多かったのは、生産量日本一の「ぶどう」20%でした。2番目に多かったのは世界遺産にも登録されている「富士山」18%。以下、1位に続いて「くだもの(くだもの狩り)」16%、「なし(梨)」10%、「もも」7%とフルーツ関連の回答が多かったです。

長野県のイメージは83%と、比較的多くの方が思い浮かんだようです。
寄せられたイメージは多種多様で、最も多かったのは、日本一スキー場が多い県ということもあるのか「スキー(スノーボード)」21%でした。以下、青森県に次いで生産量の多い「りんご」17%、天然水の源「山(日本アルプス)」10%、「そば」6%と続いています。

岐阜県のイメージが思い浮かんだ方は51%と、ちょっと少ない印象です。
挙げられたイメージを見ると、古い街並みや豊かな自然で知られる「飛騨高山」20%と、同じく飛騨地方の世界遺産「白川郷(合掌造り)」16%が上位を占めていました。以下、「温泉(下呂)」8%、「山」6%と続いています。

静岡県のイメージは、82%と多くの方が思い浮かんだと回答しました。
挙げられたイメージで最も多かったのは、生産量日本一の「お茶」39%でした。2位には日本最高峰の「富士山」25%、以下「ウナギ」7%、「温泉(伊豆・熱海)」7%が続いています。

愛知県のイメージも、82%と多くの方が思い浮かんだようです。
挙げられた回答で最も多かったのは、愛知県の県庁所在地で政令指定都市でもある「名古屋」37%でした。2位には自動車産業が盛んな豊田市があることから「車(トヨタ)」17%がランクイン。以下、「名古屋めし(味噌カツ・ひつまぶし)」12%、味噌(八丁味噌)6%と、独特な食文化に関するイメージが並びました。
今回は「都道府県イメージ(北陸・中部編)」をお届けしました。
北陸・中部地方は、イメージが浮かばなかったと回答した方が多い印象です。しかし、挙げられたイメージを見てみると、農産物や海産物、豊かな自然、そして歴史的な街並みや建造物など、日本らしい魅力あふれた地域であることが良く伝わってきます。ぜひ訪れたい地域ですね。
次回は「都道府県イメージ調査(近畿編)」についてお届けします。お楽しみに。