このコンテンツでは、不二家ファミリー文化研究所が独自に行った、さまざまなアンケート調査の結果を、毎月皆さんにお届けしています。
今回不二家ファミリー文化研究所が行ったのは、30代〜50代の既婚女性200名※を対象とした「日本の各地域の人々の暮らし」に関するアンケート。みなさんが過ごした地域の特色や暮らしから見える日本に暮らす人々の「習慣」や「文化」などを調査結果とともに紹介していきます。
第5回は、「都道府県イメージ調査(中国・四国編)」です。
※200名:地元(3歳〜18歳まで過ごした地域)47都道府県から4〜5人

鳥取県はのイメージは84%と、かなり多くの方が思い浮かんだようです。
挙げられたイメージで圧倒的に多かったのは、「砂丘」90%でした。鳥取砂丘は観光できる砂丘では日本最大で、国の天然記念物にも指定されています。2位には「ゲゲゲの鬼太郎(水木しげる)」2%がランクイン。水木しげるロードや記念館といった観光スポットもあります。

島根県のイメージが思い浮かんだ方は56%と、ちょっと少なめです。
挙げられたイメージで圧倒的に多かったのは、日本最古の歴史書といわれる『古事記』にも創建が記されている「出雲大社」55%でした。以下、「ゲゲゲの鬼太郎」5%、漁獲量日本一の「シジミ」4%、そのシジミが生息する「宍道湖」4%が続いています。

岡山県のイメージが思い浮かんだ方は73%でした。
挙げられたイメージで最も多かったのは、ゆかりの地として有名な「桃太郎」36%でした。以下、白桃発祥の地ならではの「桃」26%、お土産の定番「きびだんご」9%、情緒豊かな町並みが美しい「倉敷(美観地区)」7%と続いています。

広島県のイメージは89%と、かなり多くの方が思い浮かんだと回答しています。
挙げられたイメージで最も多かったのは「原爆(ドーム)」37%でした。平和の尊さを今に伝える原爆ドームは、1996年に世界遺産にも登録されています。以下、「お好み焼き(広島焼き)」17%、「もみじ饅頭」10%、「牡蠣」9%と、おいしそうなメニューが並んでいます。

山口県のイメージが思い浮かんだ方は57%と、ちょっと少ない印象です。
挙げられたイメージで特に多かったのは、「フグ」43%でした。明治時代、全国に先駆けてフグ食が許されたのが山口県だそうです。2位は日本最大級のカルスト台地「秋吉台」7%、山口最大の都市「下関」7%が挙がりました。

徳島県のイメージが思い浮かんだ方は48%と、少々寂しい結果になりました。
挙げられたイメージで最も多かったのは、日本百景にも選定されている「鳴門(渦潮、鳴門海峡)」35%でした。2位には、400年以上の歴史を持つとされている「阿波踊り」33%がランクイン。3位は徳島生まれの柑橘類「すだち」10%でした。

香川県のイメージは80%と、比較的多くの方が思い浮かんだようです。
挙げられたイメージで圧倒的に多かったのは、香川県民のソウルフード「讃岐うどん」89%でした。以下、日本で初めて小豆島で栽培が成功した「オリーブ」2%、江戸の頃から“一生に一度はお参りしたい憧れの地”とされてきた「こんぴらさん(金刀比羅宮)」2%が続いています。

愛媛県のイメージは83%と、多くの方が思い浮かんだと回答しました。
圧倒的に多かったのは、生産量全国2位の「みかん」80%でした。愛媛は柑橘類の生産が盛んで、みかん以外にも、いよかんやポンカンなどたくさんの種類が作られています。みかんジュースが出る蛇口も有名ですね。以下、日本最古の温泉の1つである「道後温泉」6%が続きました。

高知県のイメージは、68%の方が思い浮かんだと回答しました。
挙げられたイメージで最も多かったのは、消費量日本一の「カツオ(カツオのたたき)」42%でした。以下、近代国家の立役者「坂本龍馬」24%、最後の清流「四万十川」4%、今や全国で開催されている祭り「よさこい」4%と続きました。
今回は「都道府県イメージ(中国・四国編)」をお届けしました。
中国・四国地方はイメージがあまり細分化されておらず、はっきり「これ!」というものが上位を占めていたことが印象的でした。
海の幸や果物、うどんやお好み焼きなどの魅力的な食、重要な歴史的遺産、広大な砂丘や渦潮といった他にはない自然、さらには桃太郎やゲゲゲの鬼太郎までいる、ユニークで素敵な地域であることがわかりました。
次回は「都道府県イメージ調査(九州・沖縄)」についてお届けします。お楽しみに。