このコンテンツでは、不二家ファミリー文化研究所が独自に行った、さまざまなアンケート調査の結果を、毎月皆さんにお届けしています。
今回不二家ファミリー文化研究所が行ったのは、30代〜50代の既婚女性200名※を対象とした「日本の各地域の人々の暮らし」に関するアンケート。みなさんが過ごした地域の特色や暮らしから見える日本に暮らす人々の「習慣」や「文化」などを調査結果とともに紹介していきます。
第6回は、「都道府県イメージ調査(九州・沖縄編)」です。
※200名:地元(3歳〜18歳まで過ごした地域)47都道府県から4〜5人

福岡県のイメージは84%と、多くの方が思い浮かんだようです。
挙げられたイメージで最も多かったのは、主にとんこつスープとストレートの細麺が特徴の「ラーメン(博多ラーメン、とんこつラーメン)」22%、2位は僅差で「明太子」20%でした。以下、福岡市内の地区「博多」11%、「食べ物がおいしい」7%、「屋台(中州)」6%、「もつ鍋」5%と続いています。食べ物に関するイメージが多いのが印象的ですね。

佐賀県のイメージが思い浮かんだ方は、57%と少なめでした。
細かく分かれたイメージの中で最も多かったのは、ヒット曲『佐賀県』でお馴染みの「はなわ」さん33%でした。以下、国の特別史跡にも指定されている「古代遺跡(吉野ヶ里遺跡、古墳)」9%、日本を代表する「焼き物(有田・伊万里・唐津)」7%、「温泉(嬉野・武雄)」7%と続きました。

長崎県のイメージは、83%と多くの方が思い浮かんだと回答しています。
挙げられたイメージの上位は割れており、1位は長崎県民のソウルフード「ちゃんぽん」18%、定番のお土産「カステラ」18%、オランダの街並みを再現した人気テーマパーク「ハウステンボス」18%が同数で並んでいます。

熊本県のイメージが思い浮かんだ方は、76%でした。
挙げられたイメージで圧倒的に多かったのは、今や日本中で大人気となった県のPRマスコットキャラクター「くまモン」48%でした。2位は世界有数のカルデラで知られる活火山「阿蘇山」19%、3位には戦国武将の加藤清正が築いた「熊本城」11%がランクインしています。

大分県のイメージは、63%の方が思い浮かんだと回答しています。
圧倒的に多かったイメージは、源泉総数、湧出量ともに日本一で、『おんせん県おおいた』のキャッチフレーズでも知られる「温泉(別府・湯布院)」76%でした。2位には、全国生産量の9割以上を占める「かぼす」4%と、大分を代表するB級グルメとなった「からあげ」3%が続いています。

宮崎県のイメージが思い浮かんだ方は75%でした。
挙げられたイメージで最も多かったのは、『太陽のタマゴ』というブランドでも有名な「マンゴー」40%でした。以下、元宮崎県知事の「東国原英夫」さん10%、太平洋に面した暖かい気候とヤシ科の樹木フェニックスなどが連なる風景などから「南国(温暖)」8%と続いています。

鹿児島県のイメージは、69%の方が思い浮かんだと回答しました。
挙げられたイメージで最も多かったのは、世界有数の活火山で人気の観光スポットでもある「桜島(火山、噴火)」45%でした。2位には「黒豚」10%、3位には鹿児島から全国に広がり、今も生産量日本一を誇る「さつまいも」6%がランクインしています。

沖縄県のイメージは92%と、とても多くの方が思い浮かんだと回答しました。
多種多様なイメージの中で最も多かったのは、透き通ったエメラルドグリーンが印象的な「海(海がきれい)」27%でした。以下、「南国(温暖)」13%、「リゾート(観光地)」8%、沖縄の守り神「シーサー」6%と、沖縄の地理や文化に関連したイメージが続いています。
今回は「都道府県イメージ(九州・沖縄編)」をお届けしました。
九州・沖縄地方は人気の観光地が多く、イメージが湧きやすかったようです。湧出量日本一の温泉に、世界有数の活火山やサンゴ礁に囲まれた美しい海、高級フルーツのマンゴー、とんこつラーメン、ちゃんぽんと、1位に挙がったものはどれも全国的によく知られたものでした。
また、「はなわ」さん、「東国原英夫」さん、そしてマスコットキャラクターの「くまモン」といった、地域おこしの立役者の名前も上位にランクインしていたことも印象的な回でした。
次回は「都道府県イメージ調査(総集編)」についてお届けします。お楽しみに。