このコンテンツでは、不二家ファミリー文化研究所が独自に行った、さまざまなアンケート調査の結果を、毎月皆さんにお届けしています。
今回不二家ファミリー文化研究所が行ったのは、30代〜50代の既婚女性200名※を対象とした「日本の各地域の人々の暮らし」に関するアンケート。みなさんが過ごした地域の特色や暮らしから見える日本に暮らす人々の「習慣」や「文化」などを調査結果とともに紹介していきます。
第7回は、「都道府県イメージ調査(総集編)」です。
※200名:地元(3歳〜18歳まで過ごした地域)47都道府県から4〜5人

まずは、「イメージが思い浮かびやすい都道府県」ランキングです。
栄えある第1位は「北海道」97%で、「広い」「食べ物がおいしい」「海産物」「自然豊か」「雪」など、雄大な自然と海の幸についてのイメージが多く挙がりました。
第2位の「大阪府」94%は、「たこ焼き」「くいだおれ」「にぎやか」「お笑い(吉本新喜劇)」「お好み焼き」など、街の活気が伝わってくるような言葉が並んでいます。
第3位は「青森県」「東京都」「京都府」が、同率の93%で並んでいます。青森県は「りんご」「ねぶた祭り」、東京都は「都会」「首都」、京都府は「神社仏閣」「古都」など、それぞれ納得のいくイメージが挙がりました。
反対に「徳島県」48%、「岐阜県」51%、「福井県」52%は、イメージが思い浮かびにくかったようです。
それぞれで挙がったイメージを見てみると、徳島県「鳴門海峡(渦潮)」「阿波踊り」「すだち」、岐阜県「飛騨高山」「白川郷(合掌造り)」「温泉(下呂)」、福井県「カニ(越前ガニ)」「恐竜(博物館)」「東尋坊」などでした。誰もが一度は耳にしたことがあるような、名産品や観光名所がずらりと並んでいますね。

各都道府県のイメージの第1位を一覧にしてみました。
滋賀県「琵琶湖」91%、鳥取県「砂丘」90%、香川県「讃岐うどん」89%は、よほどインパクトがあるのか、第1位の割合が高いベスト3です。
反対に1位が占める割合が低かったのは、富山県「魚(魚がおいしい)」12%、岩手県「わんこそば」14%、群馬県「温泉」17%の3県です。これらの県は、2位以下も回答が細分化しているのが特徴的でした。

各都道府県で1位となったイメージを、種類ごとに分類してみました。
「農水産物」や「食文化」など、食べ物に関するイメージが多く、以下「歴史遺産・伝統文化」「自然」「都市名」と続いています。
ユニークなイメージが多い「その他」の中では、埼玉県の「翔んで埼玉」、佐賀県の「はなわ」さん、熊本県の「くまモン」といった、ここ最近確立したイメージが、ひときわ存在感を放っています。
今回の調査では各都道府県の“イメージ”を回答していただいているのですが、本来の都道府県のものとは違う回答が混在していることがありました。
本編ではありのままの回答を掲載していましたが、最後にこちらで「勘違い!?シリーズ」としてその一部をご紹介したいと思います。
類似した名称や、あやふやになっている地名など、この機会に答え合わせをしながらお楽しみください。

今回は「都道府県イメージ(総集編)」として、第1回から第6回までの調査結果を別の視点からまとめてみました。
お住まいの都道府県の知名度は、他の地域と比べていかがでしたか?また、第1位のイメージは納得がいくものでしたでしょうか?
自分が訪れたことがない場所や少し離れた地域のことは意外と知らないものです。「コロナ禍が落ち着いたらどこに行こう」などと想像しながら、日本各地の観光地や名産品ついて調べてみるのも楽しいですよ!
次回は「地元愛」についてお届けします。お楽しみに。