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海外旅行を通して見た世界と日本の文化に関する調査レポート 2021年8月調査
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    日本の各地域の人々の暮らし 第13回 郷土料理@ 2021年4月更新

     このコンテンツでは、不二家ファミリー文化研究所が独自に行った、さまざまなアンケート調査の結果を、毎月皆さんにお届けしています。
     今回不二家ファミリー文化研究所が行ったのは、30代〜50代の既婚女性200名※を対象とした「日本の各地域の人々の暮らし」に関するアンケート。みなさんが過ごした地域の特色や暮らしから見える日本に暮らす人々の「習慣」や「文化」などを調査結果とともに紹介していきます。
     第13回は、「郷土料理@」です。
    ※200名:地元(3歳〜18歳まで過ごした地域)47都道府県から4〜5人

    Q1あなたの地元の地域ならではの鍋、汁料理はありますか? 円・棒グラフ

     はじめに、地元の地域ならではの鍋、汁料理があるか聞いてみたところ、63%の方が「ある」と回答しました。
     鍋・汁料理が「ある」と回答した方の割合を地方ごとに見てみると、「北海道・東北地方」の方がもっとも多く79%、以下「中国・四国地方」、「九州・沖縄地方」70%と続いています。一番少なかったのは「関東地方」39%でした。
     地元の地域ならではの鍋、汁料理があるという方に、具体的な内容を教えてもらいました。

    Q2【地元ならではの鍋・汁料理があると回答した方】地元ならではの鍋、汁料理を教えてください。 地図

    ※()内 回答者の地元

    【北海道・東北地方】
    ・石狩鍋。みそ味。特に寒い時期に食べる。(北海道)
    ・じゃっぱ汁。塩味。鱈の頭で大根、人参、しめじなどを煮る。(青森)
    ・ひっつみ。お昼御飯に食べることが多い。しょうゆベースで、お雑煮の具と同じ感じ。(岩手)
    ・牡蠣鍋。だしやしょうゆ、冬の時期に数ヶ月に1回くらい。(宮城)
    ・きりたんぽ鍋。せり、鶏もも肉、舞茸、ねぎ、糸こんにゃくを入れる。ごぼうは好みで。せりがなければ風味が出ないし、きのこも舞茸がベスト。手持ちのきりたんぽが足りなくなったら、もちを入れる。子どもたちが好きなので、秋冬になると月1回はする。(秋田)
    ・芋煮。しょうゆ味。牛肉、ネギ、こんにゃく。9月から11月くらいに野外で作ってみんなで食べる。(山形)
    【関東地方】
    ・あんこう鍋。みそ味で、肝も入れて食べる。(茨城)
    ・水炊き、寄せ鍋。冬シーズンに3〜4回。昔は鍋のスープなんてなかったから、全部ポン酢。(神奈川)
    【北陸・中部地方】
    ・のっぺい汁。味はしょうゆ味。ほたての貝柱を入れます。そこに野菜やこんにゃくなどを入れてとろみをつけます。(新潟)
    ・すき焼き。冬に主に食べる。牛肉・野菜などたくさん入れ、基本砂糖、しょうゆ味。(新潟)
    ・鱈汁。冬に鱈が入っているみそ汁を食べます。(富山)
    ・とり野菜。とり野菜みそで味付けした鍋で、冬場に食べる。(石川)
    ・湯豆腐。冬に食べる 昆布だしで豆腐を温めたあと、煮立たせたしょうゆの中に入れて味を染み込ませてから食べる。(福井)
    ・ほうとう。煮干しだしのみそ味。煮込み料理なので、冬は週に1度は食べていた。(山梨)
    ・けんちん汁。豚肉、大根、人参、豆腐、ごぼう、ねぎのしょうゆ味の汁物。(長野)
    ・すき焼き。牛だけでなく鶏肉も入れる。(岐阜)
    ・キンメダイやブリのしゃぶしゃぶ 。地元に魚が上がったニュースを見たら、次の日魚を買いに行きます。知り合いにもらって食べることもあります。昆布のだしやかつおだしに好きな具材と一緒に入れて食べます。(静岡)
    ・みそおでん。冬場に赤だしで作る。(愛知)
    【近畿地方】
    ・ぶりしゃぶ。冬に昆布だしの鍋でしゃぶしゃぶする。(三重)
    ・さばそうめん。にゅうめんにサバが入っている。汁はかつおだしで、サバはサバ缶だったと思う。(滋賀)
    ・しし鍋。冬にみそ味で食べます。(兵庫)
    ・ハゲ鍋。カワハギ。(和歌山)
    【中国・四国地方】
    ・かにすき。冬の松葉ガニがとれる時期。かつおだし、白菜。(鳥取)
    ・けんちん汁。豆腐、里芋などを入れた、みそ味の汁もの。(島根)
    ・牡蠣の土手鍋。普段は滅多に食べないけど、美味しい牡蠣をもらった時に、市販の素を使う(広島)
    ・ふぐ鍋。安いふぐ(かなとふぐとか)をスーパーで買って、しょうゆを入れただし汁。食べる時は、味ぽんで。(山口)
    ・おみいさん。みそ味の雑炊のたぐいです。あまり汁気がなくて、家によって入っているものが違うみたいです。うちはネギとか大根とか、蒲鉾とかが入っていました。温かい冬の料理です。(徳島)
    ・しっぽくうどん。人参、大根、鶏肉。(香川)
    ・鍋焼きうどん。ほかの地方に比べると、甘い味付けらしい。(愛媛)
    ・漁師鍋。その日に取れた魚を煮る。(高知)
    【九州・沖縄地方】
    ・もつ鍋。売っているパックのもの 冬しか食べない。(福岡)
    ・ぬっぺ。芋類、根菜類中心で蒲鉾入り。甘めの汁で片栗粉のとろみ汁。(長崎)
    ・だご汁。大根、鶏肉、里芋、小麦粉で作っただご、小松菜、サツマイモ。(熊本)
    ・だんご汁。1ヶ月の一度くらいで作る。野菜や豚肉を入れて、小麦粉と塩で団子を作り団子を伸ばしてみそ味で味付け。(大分)
    ・冷汁。豆腐、きゅうりなどが入った、冷たいみそ汁。(宮崎)
    ・魚のあら汁。(鹿児島)
    ・中味汁。豚肉の内臓を使った汁。お正月やお祝い時、親戚で集まった時によく食べます。(沖縄)

    枠

     地元で食べていた鍋・汁料理について聞いてみたところ、「石狩鍋」、「ひっつみ」、「きりたんぽ」、「静岡おでん」、「ほうとう」、「おみいさん」、「しっぽく」など、各地の郷土料理がずらりと並びました。
     全国各地で食べられている鍋・汁料理の名前も挙がっていますが、「すき焼き」に入れるお肉が牛肉や鶏肉だったり、「けんちん汁」の味付けが「しょうゆ」や「みそ」だったりと、地域や家庭によって少しずつ違いがあるようです。
     また、「お昼ご飯に食べることが多い」、「野外で作って食べる」、「冬だけ食べる」、「お祝いの時に」など、料理の内容だけではなく、食べるシーンにもさまざまな特徴が見受けられました。

    Q3あなたの家ではお雑煮を作りますか? 円・棒グラフ 地図

     次に、「あなたの家ではお雑煮を作りますか?」と聞いてみたところ、「はい」88%、「いいえ」12%とお雑煮を作る習慣がない方が一定数いました。
     お雑煮を作る方に味付けについて聞いてみたところ、「すまし」と答えた方が圧倒的に多く72%、次に「みそ」26%が続くという結果になりました。
     地域ごとに見てみると、北海道・東北・関東・北陸・中部・中国・四国・九州地方は「すまし」が多いですが、近畿地方では「みそ」が逆転しています。中国・四国地方の「あずき」は、甘い小豆ベースのぜんざいのようなお雑煮で、鳥取県、島根県で食べられているそうです。
     お雑煮を作る方にお雑煮の具材について聞いてみましたのでご紹介します。

    Q4【お雑煮を作る方】お雑煮の具材を教えてください。 表

    ※()内 回答者の地元/現住まいの都道府県

    ハゼでだしをとり、細く切った大根や人参を入れる。(宮城県石巻市/宮城)
    もちは入れない。大根、人参、鶏もものすまし汁。(栃木県栃木市/栃木)
    ・海老の尾頭付きが入っています。海老から良いだしが出るのでおいしい。(千葉県白井市/北海道)
    ・みそ仕立てでシンプルにもちのみ。(福井県敦賀市/福井)
    ・だしとしょうゆの味付けで、おもち、小松菜にかつおぶしをのせて食べる。(愛知県豊田市/愛知)
    ・すまし汁にそのまま焼かずにもちを一緒に炊くので、最終的に汁と一体化のドロドロ状態になる。具はもち菜(小松菜)と麩のみ。(三重県鈴鹿市/三重)
    ・みそ味。具は入れないで、かつおぶしだけまぶす。(滋賀県長浜市/大阪)
    ・白みそベースに丸もち、焼き豆腐、小芋(里芋)、雑煮大根、金時人参を入れる。もちは取り出してきな粉(と砂糖とひとつまみの塩)につけて食べる。(奈良県奈良市/新潟)
    ・みそ味。うるち米の入ったもちを入れる。(和歌山県海南市/群馬)
    ・あずき缶でもちを煮て甘めに仕上げる。(鳥取県米子市/鳥取)
    ・茹でたもちにだし汁をかける。具はほうれん草、ブリ、ユリ根。(岡山県真庭市/岡山)
    ・あんこ入り丸もちに雑煮大根と金時人参でさぬき白みそ。(香川県高松市/香川)
    しょうゆベースの甘辛い味付けのみで具材はなかった。(高知県宿毛市/高知)
    ・鶏肉、スルメ、里芋、松竹梅かまぼこ、蓮根、干し椎茸、昆布巻、ちくわ、あんこもち。味付けは砂糖としょうゆです。(熊本県玉名郡/熊本)
    ・三献(赤椀=もちの入ってない雑煮、黒椀=鶏の入ったスープ)、お刺身)を食べる。(鹿児島県奄美市/群馬)

    枠

     お雑煮に入れる具材として上位に挙がったものをまとめてみました。
     一番多かったのは「もち」76票で、続いて「鶏肉」63票、「人参」54票と続いています。
     地域別で見てみると、全国の回答と大きな差はないものの、「大根」や「かまぼこ」などが3位圏内にランクインしている地域や、中国・四国以南の地域ではもちの回答の中に「あんこもち」が入って来るなどの違いが見られました。
     さらに詳しく聞いてみると、「ハゼでだしをとる」、「具は入れない」、「もちは取り出してきな粉につけて食べる」など、さまざまな回答が集まりました。また、味付けでは同じしょうゆでも、「しょうゆベースの甘辛い味付け」や「砂糖としょうゆ」という内容が散見され、地域ごとの味付けや具材の特徴が見えました。
     次にお雑煮以外でのおもちは何味で食べることが多いか聞いてみました。

    Q5お雑煮以外で、おもちは何味で食べますか? 円グラフ 表

     全国で最も多かったのは「砂糖しょうゆ」32%で、以下「きな粉」26%、「のり(磯辺焼き)」17%と続いています。
     詳しく見てみると、北海道・東北地方では「砂糖しょうゆ」と「あんこ」がそれぞれ24%、関東地方では「のり(磯辺焼き)」45%、北陸・中部地方では「砂糖しょうゆ」37%、九州・沖縄地方では「砂糖しょうゆ」51%、近畿地方と中国・四国地方では「きな粉」43%と、地域によって違いがでました。全体的に甘い味付けの食べ方が人気を集めるなか、関東地方だけはしょっぱい食べ方が好まれているようです。

     今回は「郷土料理@」の調査をお届けしました。
     同じ「お雑煮」でも、しょうゆ味、みそ味、ぜんざいのような小豆入りの甘い味と分かれる上に、具材も鶏を入れたり、ブリを入れたり、野菜だけを入れたり、もち以外なにも入れなかったりと、数えきれないほどの種類があって驚かれたのではないでしょうか。
     調べたところ、本調査でも取り上げた鍋・汁料理の代表格「水炊き」なども、昆布を入れたお湯で具材をゆでる関西風と、白濁した鶏ガラスープを使う博多風にわかれるそうです。
     普段口にする「普通の料理」は、ほかの地域では普通ではないのかもしれません。改めて日本料理の幅広さに気付かされますね。

     次回は「郷土料理A」についてお届けします。お楽しみに。